在宅医ネットよこはま これまでの活動について

平成23年

横浜市在宅医療推進フォーラムは平成23年12月3日(土)に神奈川公会堂にて行われました。
住み慣れた自宅で療養を希望する方々は年々増え続けていますが、安心して安全な在宅療養を行うには地域が一つのチームとなり密な連携のもとで活動することで可能となることと思います。横浜市においても地域により多職種連携が上手に行われているところも、行われていないところもあり様々です。
そこで、横浜市の在宅医療を考えるためにフォーラムを開催いたしました。
当日は雨でしたが市民56名の参加もあり総勢357名の盛況な会となりました。
参加者内訳
一般市民 56名
医療従事者 162名
医師36名、歯科医師3名、薬剤師16名、看護師76名(訪問看護36名、診療所16名、病院10名、施設10名、保健師4名)、リハビリ士11名(理学療法士4名、作業療法士5名、言語療法士2名)歯科衛生士2名、病院診療所事務13名、ソーシャルワーカー5名
介護関係 76名
ケアマネジャー55名、介護事業所21名
その他 63名
合計 357名
記念講演は横浜市の在宅医療の現状とこれから想定される問題点を提起しながらこれから地域でどのように在宅療養する人たちを支えて行ったらいいのかについて講演し多職種連携の必要性を強調し次のシンポジウムに繋げました。
記念シンポジウムではケアマネジャー、訪問看護師、訪問リハビリ士、薬剤師、歯科医師、在宅医、横浜市健康福祉局の立場で今までの横浜市の在宅医療の現状と問題点を示しながら、解決策について討論しました。
ケアマネジャーからは、その人その人にあったケアプイランを立てることが大事で何がこの人に対して必要なのかを考え社会資源を上手に利用することと、入退院を含め医療と介護との連携が大事で相談は早めに行い対処することが必要ということでした。
訪問看護からは、施設と在宅の切れ目のない看護が大事で、予防医学的に在宅療養する人たちの訪問看護は必要であること。また。終末期医療の充実と24時間対応の促進を行いつつ、訪問介護と訪問看護が一体的に密接な連携を促進し、在宅療養支援診療所などの地域の医療機関を連携の強化を行うことが安全な在宅療養生活の保障ができるものと考えられ、そこでトータルケアマネージメントが実現出来るだろうというお話でした。
薬剤師からは、在宅療養している方々にできることは服薬管理、相互作用のチェック、副作用のチェックが出来ますが患者さんに直接会ってご家族からお話を伺わないとできません。薬剤師も地域で行われている在宅医療のチームの一員として在宅医療に関わり大事な人のために何が出来るかを一緒に考えて行きたいですというお話でした。
歯科医師からは、「お口の寝たきりなっていませんか?」という質問からお話が始まりました。口腔ケアの重要性と誰でもできる口腔ケアの説明があり、しっかりと口腔ケアされた方は肺炎の発症も減少する。横浜市の歯科訪問診療の申込みフローチャートを示され地域包括ケアネットネットワークでの活動を紹介していただきました。
在宅医からは本来かかりつけ医はプライマリーケア医として最期まで患者さんをみる在宅医になるのが当然と思うのだがと切出し、他職種間の連携の必要性を説明されました。そして在宅医同士の連携する事で在宅医療のレベル向上、疲れない途切れない在宅医療を工夫し将来的に在宅医療が新しい医療のあり方を発信し外来医療や入院医療を変えていくことが出来るでしょうとお話されました。
行政からは、横浜市の高齢化の状況では現在65歳以上の方は73万人おられ平成35年には100万人を超えると説明され、現在も介護サービスを利用しながら在宅療養したいと思う人は7割以上おられるとのことでした。横浜市として考えるところ、高齢化が進み高齢福祉ニーズが高まる中で施設生活の充実を考えるのか、在宅生活を充実させるのか悩むより、市民が在宅での療養を選択でき安心して在宅生活を送ることが出来るように保険、医療、福祉の連携を推進することが大事であろうとのこと。そこで連携強化のための取り組みとして@在宅療養ネットワーク事業、A中小病院などの後方支援機能の確保、B緊急ショートステイ床の活用促進、C認知症高齢者の緊急対応のための病床確保、D在宅医療に携わる人材の育成ができることでしょうとのお話でした。
会場からも多くの質問がありました。シンポジスト間の話をしながら会場からの質問に答えつつ行うものの、時間的では答え切れない質問も多い状況でしたので、後日、在宅医ネットよこはまのホームページでお答えすることにしました。

平成22年

第17回 「在宅医ネットよこはま研究会」
平成22年9月28日(火)19:00〜21:30
場 所:サンハート二俣川(旭区民文化センター)5階  ホール
“在宅医ネットよこはま”は在宅医療、在宅介護に従事する皆様といろいろな事柄について一緒に考えて行きたいと思い定期的に研究会を行っています。
今回は認知症です。在宅療養を妨げる原因の一つに“認知症の悪化”という問題があります。
早期診断し治療を開始することは重要ですが、それだけでなく家族の関わりや環境に注意することで症状の悪化を抑制できると言われます。しかし、認知症の種類や程度によって差があり一筋縄にはいかず個々の状態に合せたケアが必要となります。
今回、認知症の方々の対応法について考えてみたいと思います。多くの方にお越し頂きみんなで一緒に考えてみましょう。
テーマ:認知症でも安心して暮らせる街にするために
「在宅医ネットよこはま懇談会」
日 時: 平成22年9月4日(土)18:00〜20:00
場 所: サンハート二俣川(旭区民文化センター)4階 コミュニティーサロン
在宅医ネットよこはまの会員と会員以外の先生でも在宅医療にご興味のある先生にお集まり頂き横浜の在宅医療の問題点を出し合い問題解決をみんなで話合える機会を持ちたいと思います。お誘い合わせの上多くの先生方にご参加頂けると幸いです。
懇談会は盛況に行われました。在宅診療の問題点が話しあわれ有意義な会となりました。これを元に問題解決にはなにを改善するのかを話し合い、提案したいと思います。

   

第16回「在宅ネットよこはま研究会」
テーマ『食べられる口を維持するために』パート2
日 時:平成22年3月29日(月)19:30〜21:30
場 所:サンハート二俣川(旭区民文化センター)5階ホール
相鉄線二俣川駅 駅ビル 
電話:045−364−3810 
19:30 テーマ 『食べられ口を維持するために』パート2
司会オカダ外科医院  岡田 孝弘
講演1「胃ろう造設後に嚥下障害が改善し食べられるようになった症例」かとう在宅医療クリニック 加藤 茂
講演2「このような訓練をしました地域栄養ケア PEACH厚木 江頭文江先生
講演3「VFとVEの紹介」 鶴見歯科大学高齢者歯科 菅 武雄
20:25 特別講演『在宅医療と介護関係者に知ってもらいたい摂食嚥下の話
司会 かとう在宅医療クリニック  加藤 茂樹
演者 地域栄養ケア PEACH厚木 江頭文江先
21:25 閉会の辞  室伏整形外科医院 室伏 貴之

平成21年

「在宅ネットよこはま懇談会」
日時: 平成21年 11月14日
横浜新都市センター ミーティングルーム
横浜そごう9F  電話 045−465-2611
会費: 0円 懇親会費 別途徴収
特にテーマはありません。日常の訪問診療を行っている中でいろいろ不都合が生じていると思います。その点をはっきりさせて解決法を検討しましょう。
ホームページ変更にあたり検討すること

   

第15回 「在宅ネットよこはま研究会」
日時:平成21年3月31日(火) 19:00〜21:20
場所:サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810 
会費:1000円
テーマ:『食べられ口を維持するために』
講演1「在宅ケアにおける栄養管理〜栄養状態の把握と食事バランス〜」
栄養サポートネットワークLLC 安達 美佐 先生
講演2 「口腔ケアの実践」(講演+実技)
鶴見歯科大学高齢者歯科   飯田 良平 先生
講演3 「当院で施行している嚥下機能評価」
聖マリアンナ医大横浜市西部病院耳鼻咽喉科 小宅 大輔 先生
対象者:在宅医療に関わっている医師、訪問看護師、ケアマネージャー、その他
第2回 緩和ケア勉強会
日時:平成21年3月4日(火) 19:30〜21:00
場所:サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費:1000円
「緩和ケアはなぜ必要か」
神奈川県立がんセンターホスピス科部長 奥野滋子先生
「終末期がん患者さんの心のケア」
めぐみ在宅クリニック 小澤竹俊先生
対象者:在宅医療に関わっている医師、訪問看護師、ケアマネージャー、その他
第4回 「胃ろう研究会」
日時:平成20年7月22日(火) 19:00〜21:00
場所:サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費:1000円
テーマ:『みんなで考えた胃ろう管理マニュアル』
司会:かとう在宅医療クリニック 加藤 茂樹
演者:オカダ外科医院 岡田 孝弘
ディスカッションと質疑応答
対象者:在宅医療に関わっている医師、訪問看護師、ケアマネージャー、その他
第3回「在宅ネットよこはま病診の会・総会」
日 時 :平成20年3月27日(木)  19:30〜
場 所 :ホテルコスモ横浜
首都高速道路 横浜西口出口すぐ、横浜駅より徒歩7分
電話 045−314−3111
会 費 :1000円
演 題 :『在宅医療における病診連携について』
病院の先生と在宅の先生とで連携をとる場です。
講演はがん末期患者の連携体制についてです。
どの状態で転院または後方支援してもらうかなど具体的にすすめます。
(対象者:在宅医療に関わっている医師)
19:00〜 第3回 「在宅医ネットよこはま」総会も開催します。
会員の皆様ご出席の程お願い申し上げます。
※終了後、顔の見れる連携をとれるよう、会食会に参加ください。
(終了は22:00頃を予定しています。)
第14回 「在宅ネットよこはま研究会」
日時: 平成20年2月21日(木) 19:30〜21:30
場所: サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費: 1000円
テーマ 『神経難病を在宅で診るためのポイント』
神経内科で難病を診ている病院の先生にお話しを伺いどのタイミングで対応を以来するべきか、また、神経難病を訪問して診ている先生の立場からお話しを聞き、私たち一般の医師がどの点に注意して神経難病に対応していったらよいかについてお話いただく予定です。
講演1 「病院医の立場として」
鶴巻温泉病院神経難病リハビリセンター 小野寺直樹 先生
講演2 「在宅医の立場として」
横浜神経内科・内科クリニック 山田 人志 先生
ディスカッションと質疑応答
第2回 「グループワーク」
日時: 平成20年2月16日(土) 17:30〜19:30
場所: 横浜新崎陽軒
特にテーマはありません。日常の訪問診療を行っている中でいろいろ不都合が生じていると思います。
その点をはっきりさせて解決法を検討しましょう。
会の後は前回のように食事をとりつつ懇親会を予定しています。
対象者:在宅医ネットよこはまの会員医師

平成19年

第1回 「緩和ケア勉強会」
日時: 平成19年11月22日(木) 19:00〜21:00
場所: サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費: 1000円
『みんなで考える緩和ケア』
神奈川県立がんセンターホスピス部長 奥野滋子先生
『緩和ケアにおけるコミュニケーション』
めぐみ在宅クリニック  小澤竹彦先生
『事例検討』
オカダ外科医院   岡田孝弘先生
第3回 「胃ろう研究会」
日時: 平成19年9月13日(木) 19:00〜21:00
場所: サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費: 1000円(胃ろう管理マニュアルを配布します)
テーマ 『みんなで考えた胃ろう管理マニュアル』
司会   かとう在宅医療クリニック 加藤 茂樹
演者   オカダ外科医院   岡田 孝弘
ディスカッションと質疑応答
対象者:在宅医療に関わっている医師、訪問看護師、ケアマネージャー、その他
「在宅ネットよこはま グループワーク」
日時: 平成19年9月22日(土) 17:00〜19:00
場所: 横浜新都市センター ミーティングルーム
横浜そごう9F  電話 045−465-2611
会費: 0円
特にテーマはありません。日常の訪問診療を行っている中でいろいろ不都合が生じていると思います。その点をはっきりさせて解決法を検討しましょう。
対象者:在宅医ネットよこはまの会員医師
第13回 「在宅ネットよこはま研究会」
日時: 平成19年6月21日(木) 19:30〜21:30
場所: サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費: 1000円
テーマ 『地域で支える在宅療養(施設編)』
司会   かとう在宅医療クリニック 加藤 茂樹
      オカダ外科医院   岡田 孝弘
講演1 「特別養護老人んホームとしての関わり」
講演2 「老人保健施設としての関わり」
講演3 「グループホームとしての関わり」
ディスカッションと質疑応答
第12回 「在宅ネットよこはま研究会」
日時: 平成19年2月22日(木) 19:30〜21:30
場所: サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費: 1000円
テーマ 『施設ホスピスと在宅ホスピス』
司会   かとう在宅医療クリニック 加藤茂樹
      飛田医院 飛田 潤
講演1 「ホスピス病棟の現場から」
神奈川県立がんセンターホスピス科部長  奥野滋子
講演2 「在宅医療の現場から」
オカダ外科医院   岡田 孝弘
講演3 「質の高い“地域緩和ケアチーム”を目指して」
めぐみ在宅クリニック   小澤 竹俊
ディスカッションと質疑応答
「在宅ネットよこはま病診の会・総会」
日 時 : 平成18年3月29日(木)  19:30〜
場 所 :ホテルコスモ横浜
首都高速道路 横浜西口出口すぐ、横浜駅より徒歩7分
電話 045−314−3111
会 費 :1000円
演 題 :『在宅医療における病診連携について』
<座長>  オカダ外科医院       岡田孝弘
        飛田医院           飛田潤
<演者> 神奈川県立がんセンター 地域連携室 国際親善病院
(対象者:在宅医療に関わっている医師)
19:00〜 第3回 「在宅医ネットよこはま」総会も開催します。
会員の皆様ご出席の程お願い申し上げます。
※終了後、顔の見れる連携をとれるよう、会食会に参加ください。
(終了は22:00頃を予定しています。)
第11回 「在宅ネットよこはま研究会 」
日時: 平成18年11月2日(木) 19:30〜21:30
場所: サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費: 1000円
テーマ 『嚥下機能と口腔ケア』
司会   かとう在宅医療クリニック 加藤茂樹先生
講演1 嚥下機能と嚥下訓練の実際
新戸塚病院リハビリテーション科  松下秀明先生
講演2 口腔ケアの実際について
たかなし歯科医院           高梨紫朗先生
ディスカッションと質疑応答
第9回 「在宅ネットよこはま研究会」
日 時 : 平成18年3月9日(木)  19:30〜
場 所 :ホテルコスモ横浜 首都高速道路 横浜西口出口すぐ、横浜駅より徒歩7分
電話 045−314−3111 会 費 :1000円
演 題 :『在宅医療における病診連携について』
<座長> オカダ外科医院       岡田孝弘
       かとう在宅医療クリニック  加藤茂樹
<演者>横浜旭中央総合病院 地域医療連携室
      横浜船員保険病院  地域医療連携室
      横浜市民病院     患者相談室
19:00〜 第2回 「在宅医ネットよこはま」総会も開催します。会員の皆様ご出席の程お願い申し上げます。
※終了後、顔の見れる連携をとれるよう、会食会に参加ください。(終了は22:00頃を予定しています。)

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