在宅医ネットよこはま これまでの活動について

平成23年

横浜市在宅医療推進フォーラムは平成23年12月3日(土)に神奈川公会堂にて行われました。
住み慣れた自宅で療養を希望する方々は年々増え続けていますが、安心して安全な在宅療養を行うには地域が一つのチームとなり密な連携のもとで活動することで可能となることと思います。横浜市においても地域により多職種連携が上手に行われているところも、行われていないところもあり様々です。
そこで、横浜市の在宅医療を考えるためにフォーラムを開催いたしました。
当日は雨でしたが市民56名の参加もあり総勢357名の盛況な会となりました。
参加者内訳
一般市民 56名
医療従事者 162名
医師36名、歯科医師3名、薬剤師16名、看護師76名(訪問看護36名、診療所16名、病院10名、施設10名、保健師4名)、リハビリ士11名(理学療法士4名、作業療法士5名、言語療法士2名)歯科衛生士2名、病院診療所事務13名、ソーシャルワーカー5名
介護関係 76名
ケアマネジャー55名、介護事業所21名
その他 63名
合計 357名
記念講演は横浜市の在宅医療の現状とこれから想定される問題点を提起しながらこれから地域でどのように在宅療養する人たちを支えて行ったらいいのかについて講演し多職種連携の必要性を強調し次のシンポジウムに繋げました。
記念シンポジウムではケアマネジャー、訪問看護師、訪問リハビリ士、薬剤師、歯科医師、在宅医、横浜市健康福祉局の立場で今までの横浜市の在宅医療の現状と問題点を示しながら、解決策について討論しました。
ケアマネジャーからは、その人その人にあったケアプイランを立てることが大事で何がこの人に対して必要なのかを考え社会資源を上手に利用することと、入退院を含め医療と介護との連携が大事で相談は早めに行い対処することが必要ということでした。
訪問看護からは、施設と在宅の切れ目のない看護が大事で、予防医学的に在宅療養する人たちの訪問看護は必要であること。また。終末期医療の充実と24時間対応の促進を行いつつ、訪問介護と訪問看護が一体的に密接な連携を促進し、在宅療養支援診療所などの地域の医療機関を連携の強化を行うことが安全な在宅療養生活の保障ができるものと考えられ、そこでトータルケアマネージメントが実現出来るだろうというお話でした。
薬剤師からは、在宅療養している方々にできることは服薬管理、相互作用のチェック、副作用のチェックが出来ますが患者さんに直接会ってご家族からお話を伺わないとできません。薬剤師も地域で行われている在宅医療のチームの一員として在宅医療に関わり大事な人のために何が出来るかを一緒に考えて行きたいですというお話でした。
歯科医師からは、「お口の寝たきりなっていませんか?」という質問からお話が始まりました。口腔ケアの重要性と誰でもできる口腔ケアの説明があり、しっかりと口腔ケアされた方は肺炎の発症も減少する。横浜市の歯科訪問診療の申込みフローチャートを示され地域包括ケアネットネットワークでの活動を紹介していただきました。
在宅医からは本来かかりつけ医はプライマリーケア医として最期まで患者さんをみる在宅医になるのが当然と思うのだがと切出し、他職種間の連携の必要性を説明されました。そして在宅医同士の連携する事で在宅医療のレベル向上、疲れない途切れない在宅医療を工夫し将来的に在宅医療が新しい医療のあり方を発信し外来医療や入院医療を変えていくことが出来るでしょうとお話されました。
行政からは、横浜市の高齢化の状況では現在65歳以上の方は73万人おられ平成35年には100万人を超えると説明され、現在も介護サービスを利用しながら在宅療養したいと思う人は7割以上おられるとのことでした。横浜市として考えるところ、高齢化が進み高齢福祉ニーズが高まる中で施設生活の充実を考えるのか、在宅生活を充実させるのか悩むより、市民が在宅での療養を選択でき安心して在宅生活を送ることが出来るように保険、医療、福祉の連携を推進することが大事であろうとのこと。そこで連携強化のための取り組みとして@在宅療養ネットワーク事業、A中小病院などの後方支援機能の確保、B緊急ショートステイ床の活用促進、C認知症高齢者の緊急対応のための病床確保、D在宅医療に携わる人材の育成ができることでしょうとのお話でした。
会場からも多くの質問がありました。シンポジスト間の話をしながら会場からの質問に答えつつ行うものの、時間的では答え切れない質問も多い状況でしたので、後日、在宅医ネットよこはまのホームページでお答えすることにしました。

平成22年

第17回 「在宅医ネットよこはま研究会」
平成22年9月28日(火)19:00〜21:30
場 所:サンハート二俣川(旭区民文化センター)5階  ホール
“在宅医ネットよこはま”は在宅医療、在宅介護に従事する皆様といろいろな事柄について一緒に考えて行きたいと思い定期的に研究会を行っています。
今回は認知症です。在宅療養を妨げる原因の一つに“認知症の悪化”という問題があります。
早期診断し治療を開始することは重要ですが、それだけでなく家族の関わりや環境に注意することで症状の悪化を抑制できると言われます。しかし、認知症の種類や程度によって差があり一筋縄にはいかず個々の状態に合せたケアが必要となります。
今回、認知症の方々の対応法について考えてみたいと思います。多くの方にお越し頂きみんなで一緒に考えてみましょう。
テーマ:認知症でも安心して暮らせる街にするために
「在宅医ネットよこはま懇談会」
日 時: 平成22年9月4日(土)18:00〜20:00
場 所: サンハート二俣川(旭区民文化センター)4階 コミュニティーサロン
在宅医ネットよこはまの会員と会員以外の先生でも在宅医療にご興味のある先生にお集まり頂き横浜の在宅医療の問題点を出し合い問題解決をみんなで話合える機会を持ちたいと思います。お誘い合わせの上多くの先生方にご参加頂けると幸いです。
懇談会は盛況に行われました。在宅診療の問題点が話しあわれ有意義な会となりました。これを元に問題解決にはなにを改善するのかを話し合い、提案したいと思います。

   

第16回「在宅ネットよこはま研究会」
テーマ『食べられる口を維持するために』パート2
日 時:平成22年3月29日(月)19:30〜21:30
場 所:サンハート二俣川(旭区民文化センター)5階ホール
相鉄線二俣川駅 駅ビル 
電話:045−364−3810 
19:30 テーマ 『食べられ口を維持するために』パート2
司会オカダ外科医院  岡田 孝弘
講演1「胃ろう造設後に嚥下障害が改善し食べられるようになった症例」かとう在宅医療クリニック 加藤 茂
講演2「このような訓練をしました地域栄養ケア PEACH厚木 江頭文江先生
講演3「VFとVEの紹介」 鶴見歯科大学高齢者歯科 菅 武雄
20:25 特別講演『在宅医療と介護関係者に知ってもらいたい摂食嚥下の話
司会 かとう在宅医療クリニック  加藤 茂樹
演者 地域栄養ケア PEACH厚木 江頭文江先
21:25 閉会の辞  室伏整形外科医院 室伏 貴之

平成21年

「在宅ネットよこはま懇談会」
日時: 平成21年 11月14日
横浜新都市センター ミーティングルーム
横浜そごう9F  電話 045−465-2611
会費: 0円 懇親会費 別途徴収
特にテーマはありません。日常の訪問診療を行っている中でいろいろ不都合が生じていると思います。その点をはっきりさせて解決法を検討しましょう。
ホームページ変更にあたり検討すること

   

第15回 「在宅ネットよこはま研究会」
日時:平成21年3月31日(火) 19:00〜21:20
場所:サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810 
会費:1000円
テーマ:『食べられ口を維持するために』
講演1「在宅ケアにおける栄養管理〜栄養状態の把握と食事バランス〜」
栄養サポートネットワークLLC 安達 美佐 先生
講演2 「口腔ケアの実践」(講演+実技)
鶴見歯科大学高齢者歯科   飯田 良平 先生
講演3 「当院で施行している嚥下機能評価」
聖マリアンナ医大横浜市西部病院耳鼻咽喉科 小宅 大輔 先生
対象者:在宅医療に関わっている医師、訪問看護師、ケアマネージャー、その他
第2回 緩和ケア勉強会
日時:平成21年3月4日(火) 19:30〜21:00
場所:サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費:1000円
「緩和ケアはなぜ必要か」
神奈川県立がんセンターホスピス科部長 奥野滋子先生
「終末期がん患者さんの心のケア」
めぐみ在宅クリニック 小澤竹俊先生
対象者:在宅医療に関わっている医師、訪問看護師、ケアマネージャー、その他
第4回 「胃ろう研究会」
日時:平成20年7月22日(火) 19:00〜21:00
場所:サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費:1000円
テーマ:『みんなで考えた胃ろう管理マニュアル』
司会:かとう在宅医療クリニック 加藤 茂樹
演者:オカダ外科医院 岡田 孝弘
ディスカッションと質疑応答
対象者:在宅医療に関わっている医師、訪問看護師、ケアマネージャー、その他
第3回「在宅ネットよこはま病診の会・総会」
日 時 :平成20年3月27日(木)  19:30〜
場 所 :ホテルコスモ横浜
首都高速道路 横浜西口出口すぐ、横浜駅より徒歩7分
電話 045−314−3111
会 費 :1000円
演 題 :『在宅医療における病診連携について』
病院の先生と在宅の先生とで連携をとる場です。
講演はがん末期患者の連携体制についてです。
どの状態で転院または後方支援してもらうかなど具体的にすすめます。
(対象者:在宅医療に関わっている医師)
19:00〜 第3回 「在宅医ネットよこはま」総会も開催します。
会員の皆様ご出席の程お願い申し上げます。
※終了後、顔の見れる連携をとれるよう、会食会に参加ください。
(終了は22:00頃を予定しています。)
第14回 「在宅ネットよこはま研究会」
日時: 平成20年2月21日(木) 19:30〜21:30
場所: サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費: 1000円
テーマ 『神経難病を在宅で診るためのポイント』
神経内科で難病を診ている病院の先生にお話しを伺いどのタイミングで対応を以来するべきか、また、神経難病を訪問して診ている先生の立場からお話しを聞き、私たち一般の医師がどの点に注意して神経難病に対応していったらよいかについてお話いただく予定です。
講演1 「病院医の立場として」
鶴巻温泉病院神経難病リハビリセンター 小野寺直樹 先生
講演2 「在宅医の立場として」
横浜神経内科・内科クリニック 山田 人志 先生
ディスカッションと質疑応答
第2回 「グループワーク」
日時: 平成20年2月16日(土) 17:30〜19:30
場所: 横浜新崎陽軒
特にテーマはありません。日常の訪問診療を行っている中でいろいろ不都合が生じていると思います。
その点をはっきりさせて解決法を検討しましょう。
会の後は前回のように食事をとりつつ懇親会を予定しています。
対象者:在宅医ネットよこはまの会員医師

平成19年

第1回 「緩和ケア勉強会」
日時: 平成19年11月22日(木) 19:00〜21:00
場所: サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費: 1000円
『みんなで考える緩和ケア』
神奈川県立がんセンターホスピス部長 奥野滋子先生
『緩和ケアにおけるコミュニケーション』
めぐみ在宅クリニック  小澤竹彦先生
『事例検討』
オカダ外科医院   岡田孝弘先生
第3回 「胃ろう研究会」
日時: 平成19年9月13日(木) 19:00〜21:00
場所: サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費: 1000円(胃ろう管理マニュアルを配布します)
テーマ 『みんなで考えた胃ろう管理マニュアル』
司会   かとう在宅医療クリニック 加藤 茂樹
演者   オカダ外科医院   岡田 孝弘
ディスカッションと質疑応答
対象者:在宅医療に関わっている医師、訪問看護師、ケアマネージャー、その他
「在宅ネットよこはま グループワーク」
日時: 平成19年9月22日(土) 17:00〜19:00
場所: 横浜新都市センター ミーティングルーム
横浜そごう9F  電話 045−465-2611
会費: 0円
特にテーマはありません。日常の訪問診療を行っている中でいろいろ不都合が生じていると思います。その点をはっきりさせて解決法を検討しましょう。
対象者:在宅医ネットよこはまの会員医師
第13回 「在宅ネットよこはま研究会」
日時: 平成19年6月21日(木) 19:30〜21:30
場所: サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費: 1000円
テーマ 『地域で支える在宅療養(施設編)』
司会   かとう在宅医療クリニック 加藤 茂樹
      オカダ外科医院   岡田 孝弘
講演1 「特別養護老人んホームとしての関わり」
講演2 「老人保健施設としての関わり」
講演3 「グループホームとしての関わり」
ディスカッションと質疑応答
第12回 「在宅ネットよこはま研究会」
日時: 平成19年2月22日(木) 19:30〜21:30
場所: サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費: 1000円
テーマ 『施設ホスピスと在宅ホスピス』
司会   かとう在宅医療クリニック 加藤茂樹
      飛田医院 飛田 潤
講演1 「ホスピス病棟の現場から」
神奈川県立がんセンターホスピス科部長  奥野滋子
講演2 「在宅医療の現場から」
オカダ外科医院   岡田 孝弘
講演3 「質の高い“地域緩和ケアチーム”を目指して」
めぐみ在宅クリニック   小澤 竹俊
ディスカッションと質疑応答
「在宅ネットよこはま病診の会・総会」
日 時 : 平成18年3月29日(木)  19:30〜
場 所 :ホテルコスモ横浜
首都高速道路 横浜西口出口すぐ、横浜駅より徒歩7分
電話 045−314−3111
会 費 :1000円
演 題 :『在宅医療における病診連携について』
<座長>  オカダ外科医院       岡田孝弘
        飛田医院           飛田潤
<演者> 神奈川県立がんセンター 地域連携室 国際親善病院
(対象者:在宅医療に関わっている医師)
19:00〜 第3回 「在宅医ネットよこはま」総会も開催します。
会員の皆様ご出席の程お願い申し上げます。
※終了後、顔の見れる連携をとれるよう、会食会に参加ください。
(終了は22:00頃を予定しています。)
第11回 「在宅ネットよこはま研究会 」
日時: 平成18年11月2日(木) 19:30〜21:30
場所: サンハート二俣川(旭区民文化センター) 5階
相鉄線二俣川駅 ライフ駅ビル 電話 045−364−3810
会費: 1000円
テーマ 『嚥下機能と口腔ケア』
司会   かとう在宅医療クリニック 加藤茂樹先生
講演1 嚥下機能と嚥下訓練の実際
新戸塚病院リハビリテーション科  松下秀明先生
講演2 口腔ケアの実際について
たかなし歯科医院           高梨紫朗先生
ディスカッションと質疑応答
第9回 「在宅ネットよこはま研究会」
日 時 : 平成18年3月9日(木)  19:30〜
場 所 :ホテルコスモ横浜 首都高速道路 横浜西口出口すぐ、横浜駅より徒歩7分
電話 045−314−3111 会 費 :1000円
演 題 :『在宅医療における病診連携について』
<座長> オカダ外科医院       岡田孝弘
       かとう在宅医療クリニック  加藤茂樹
<演者>横浜旭中央総合病院 地域医療連携室
      横浜船員保険病院  地域医療連携室
      横浜市民病院     患者相談室
19:00〜 第2回 「在宅医ネットよこはま」総会も開催します。会員の皆様ご出席の程お願い申し上げます。
※終了後、顔の見れる連携をとれるよう、会食会に参加ください。(終了は22:00頃を予定しています。)

在宅医ネットよこはま 胃瘻勉強会

平成16年に行った「明日からできる胃ろう管理」という題名で研究会を行った際に地域で管理方法が各人異なり過ぎており介護する家族が大変混乱してしまい、どのやり方が良くて、どのやり方か間違っているかはっきりして欲しいとの要望の声が質疑応答の中で討論されました。

結論としてみんなで努力しよう!ということになりましたが、在宅医ネットよこはまに携わる胃ろう関係者は大勢いるはずだから在宅医ネットよこはまとしてマニュアルを作成したらどうか。という提案がありました。

そこで、造設している病院の造設する医師、病棟看護師、退院時指導をする看護師、在宅で管理する在宅医と歯科医師、訪問看護師の総勢60名となり胃ろう対策チームを結成しました。

そこで7回の検討会議を行い平成17年7月に『みんなで考えた胃ろう管理マニュアル』を作成し無料配布しました。配布先は横浜市内の特別養護老人ホーム全施設、横浜市内老人保健施設全施設、造設している病院、訪問看護ステーションです。胃ろう勉強会はその後毎年行いこのマニュアルは教科書として配布しています。

勉強会は7月頃に年1回開催しています。最初の1時間は胃ろう管理マニュアルを教科書にして胃ろう造設適応を考えるから説明させていただきマニュアルに記載されていることを中心にお話ししています。

後半の30分くらいは最新情報をお知らせする形式になっています。施設におかれましては新人職員の研修にご利用されたりしています。リピーターの方も多く毎年聞いてもいい復習になると来て下さっています。是非、皆さまもお誘い合わせの上お越しください。

勉強会で胃瘻の知識を充実させ、在宅での胃瘻管理を十分行えるようにしています。

みんなで考えた胃瘻管理マニュアル

胃瘻勉強会で研鑽したことが形になりました。
日々器具も機材も開発されるので勉強し良いアイデアを募り最新の改訂版マニュアルを作成するつもりです。

GET Adobe Reader

PDFをご覧になるにはADOBE READERが必要になりますので、
お持ちでない方は無料ダウンロードサイトからダウンロードして閲覧ください。


『みんなで考えた胃瘻管理マニュアル』 一括ダウンロード>>(17.35MB)
※インターネット環境によりダウンロードに時間がかかる場合があります。
目 次 目次別にPDFダウンロード
■はじめに ■はじめに
【2・3ページ】>>
(662KB)
■PEGとは ■PEGとは
【4・5ページ】>>
(580KB)
■PEGの適応について
 ・PEG適応
 ・胃瘻のメリット・デメリット
 ・胃瘻を作るその前に!
■PEGの適応について
【6〜13ページ】>>
(1.98MB)
■PEGの造設方法
 ・pull法
 ・pull法の手順
 ・カテーテルの選択
■PEGの造設方法
【14〜23ページ】>>
(2.78MB)
■胃瘻の管理方法
 ・胃瘻からの栄養剤投与方法
 ・胃瘻部の処置
 ・胃瘻に用いる器具の管理方法
 ・胃瘻交換
 ・カテーテルの汚染対策
 ・自己・事故抜去対策
 ・町で見かける良くないこと
 ・皮膚トラブル
 ・口腔ケアについて
 ・栄養剤の選択
■胃瘻の管理方法
【24〜47ページ】>>
(6.51MB)
■在宅療養の適応とは
 ・在宅で胃瘻管理に必要な準備
 ・病診連携
 ・在宅には在宅のやり方がある
■在宅療養の適応とは
【48〜55ページ】>>
(2.19MB)
■ご協力頂いたみなさんのリスト ■ご協力頂いたみなさんのリスト
【56〜60ページ】>>
(901KB)

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在宅医ネットよこはま 緩和ケア勉強会

緩和ケアとは

今後、病院から医療依存度の高い患者さんが退院してくることは増えてきています。 

その中でもがん末期の状態で退院してくる患者さんも増えています。そして、看取りを希望する家族が居る場合には在宅の場で看取りを行うことが必要となってきます。

しかし、実際の生活の場で在宅で看取りを経験されている医療従事者も介護に従事するスタッフも少ないのが現状です。その方たちが在宅での看取りを担当するにしては荷が重すぎます。知らないことを行うように言われても分からないのが現状で、教科書で勉強しただけでは実践できません。

そこで看取りの経験の多い、ホスピス病棟で勤務している先生、元ホスピス病棟長であり現在は在宅ホスピスを実践している先生、元外科医で現在在宅にて緩和ケアに取り組む医師の3人で話 しあい、一般の人にも分かりやすく緩和ケアを紹介しています。

開催は適宜行っておりますのでこのホームページをチェックして是非皆さまお誘い合わせの上お越しください。

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在宅医ネットよこはま 口腔ケア勉強会

口腔ケアとは

口腔ケアとは、口腔の疾患予防、健康保持、リハビリテーションによりQOLの向上を目指すことです。

狭義では、口腔清掃、義歯の着脱と清掃などです。

広義では、虫歯の治療・歯周病治療・抜歯・義歯の作成など歯科治療を行ったあとに、咀嚼(かむこと)・嚥下(飲み込むこと)リハビリテーション、頬・歯肉・舌のマッサージ、食事の介助指導、口腔乾燥症予防なども含まれます。

口腔ケアの目的は、1誤嚥性肺炎の予防・2口腔疾患予防・3QOLの向上です。

対象者ですが、 始めに行う口腔清掃と義歯の着脱ですが簡単ではありません。高齢者は現疾患より数々の投薬を受けています。これにより口腔乾燥症・止血しない・細菌感染しやすい・顎骨壊死などを引き起こします。

神経疾患では片麻痺があり舌・頬・唇の麻痺により食物が残ってしまいます。

認知症の方の中には口腔清掃に非協力的だったり、義歯の取り扱いができないことがいます。

今では在宅での歯科治療はほぼ確立されてかなりの治療ができますが、抜歯などは地域の総合病院口腔外科に依頼することがあります。

緩和ケアと口腔ケアの関係はとにかく不快なものを排除することに尽きます。体力的にまだ治療が少しできれば口腔清掃を行います。また、揺れている歯は本来抜歯したい所ですが、噛み合わせを削り痛みを取り除きます。また揺れている銀歯も安全に取り除きます。入れ歯も同様に不快の原因であれば必要ありません。

胃ろうと口腔ケアは食事をしないにだからあまり関係しないと思われます。胃ろうより注入された栄養剤が逆流し食道をとおり口腔内にもどります。唾液と混ざり口腔粘膜に付着しオブラートのようになります。台所の流しのヌメヌメしたバイオフィルムと似て細菌の巣です。

細菌が唾液などと気管に入り肺炎を起こします。口腔機能が低下したい胃ろう患者は当然咽頭機能の低下もあり、唾液が気管に入ることは防げませんがその唾液が細菌一杯か口腔ケアをして清潔化で肺炎の発生率が違います。

ただし、口腔機能低下を前提に安全に口腔ケアをしなければいけません。

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在宅医ネットよこはま 病診連携

病診連携とは

病気になったときに患者さんは直接病院に行くと思いますが、かかりつけ医がいる場合はかかりつけ医に病院に行きたい理由をお話して受診することを勧めます。

というのはかかりつけ医が持っている患者さんの情報から、どこの病院が一番上手に診てくれるかを判断して病院を決定します。

そして情報提供書といういわゆる紹介状を作ります。

この中には患者さんの情報がいっぱい詰まったもので今までの検査データーなども同封しています。

これを持って受診するとかかりつけ医の先生と連絡の取れている病院医師に渡され診療が始ります。

その後、結果がでて治療ののちに、今度は病院医師からかかりつけ医に報告が行きます。治療内容も細かく記載された情報提供書が送られます。その情報を元に今後の生活や薬の管理がかかりつけ医に依頼されることになります。  

このシステムを 病診連携 と言います。

在宅で診ている患者さん達はすでに病院に入院していて当然のような患者さんが多いです。

私たちが安心して在宅で管理するためには病院のバックアップ体制が常に必要となってきます。協力病院なしで在宅医療はできない!という事なのです。  

そこで、在宅医ネットよこはまでは定期的に病院の地域連携室や病院長ともお話する機会を持ち在宅医と直接病院とが話をして、不具合が生じていいるシステムの変更や改善をお願いしています。

そしていつでもバックアップして頂けるようにお願いしています。その代わり、病院が困っている時は町の在宅医として協力体制を持ち活動することにしています。

連携病院一覧を確認しだいUPします。

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在宅医ネットよこはま NSTネットワーク

NSTとは

NST(エヌエスティー)とはNutrition Support Team(栄養サポートチーム)の略のことです。

例えばお薬を患者さんに処方するときは、子供では当然体が小さいので薬の量も少なくしますし、大人でも体格によっては薬の量が違ってきます。更に、病気によっても当然薬の種類や量は違ってきます。

実は栄養についても全く同 じなのです。体のサイズや病状によって必要なエネルギーや栄養素の種類が異なって来ます。  

同じ病気を持った人でも20歳の人と80歳の人では必要な栄養が異なりますし、その人の病状や活動度によっても当然違ってきます。

栄養管理を個々の症例や各疾患治療に応じて適切に実施することを Nutrition Support(栄養サポート)といいます。

この栄養サポートを、職種の壁を超えて実践する集団(チーム)がNST(Nutrition Support Team;栄養サポートチーム)です。  

NSTは1970年にアメリカのシカゴで誕生しました。代謝・栄養学の専門家といわれる医師、薬剤師、栄養士らがシカゴに集結して、患者サイドに立った専門的な栄養管理チームの必要性を唱えたのが始まりです。  

欧米では既に多くの病院においてNSTが活躍していますが、日本でもこの数年で栄養に対する関心が急速に高まり、現在では全国で600以上の病院にNSTが設置されています。

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